やる事あって遅くなりました。

さて、デフレが進む中、世の中では価格競争にどうやって競り勝つか、また価格競争から外れる為に、いかにして「付加価値」を付けて客単価を上げるかを考える方も多い事でしょう。

しかしながら、この「付加価値」という物が非常に難しい。
何故なら、価格競争真っ只中の激安価格に対して高い価格を引っさげて勝負を挑まないといけないからです。

つまり、値段が安いという圧倒的なアドバンテージよりも、得をしたと思わさなければならない。こんなの難しいに決まっています。

1マナで撃てるアンリコを提案されて、変わりになるドローカードなんて滅多に浮かびません。それこそ4マナと重いけど、毎ターン引けて安定力ある精神刻みのジェイスを提案できるかと言ったところでしょうか。それくらい無茶です。

だからなのでしょうか。世間では「付加価値」についての価値観が変わってきてるように思います。
僕も今接客業をしていますので、様々なお客様から色んな業界の話を耳にします。
デジタルサイネージの仕事も絡んでまして、金融系、新聞社等とお話してもどの業界にも似たような事が言えるんだなって最近感じる事がありました。

それは「付加価値のフリ」です。
高いコストをランニングコストに分散し、去らにあまり得にならない微妙なサービスを数を合わせてあたかも「得をしたかに見せる」サービスというのが非常に増えています。

客に得をしてるように思わせる。安くなってるように思わせる。こういったグレーゾーンが非常に多い。いつまでもインフレしないせいでこうするしか無いのかもしれませんが、こういう事が続くと、消費者は荒れるんじゃないかと思います。顧客満足度の高いサービスが減ると、業界に信用が無くなり、数年見越した先の未来が見えなくなります。そして中小企業はバタバタ倒れていくハメになるでしょう。こういった未来が見えて来る事に、最近とても危機感を感じます。

「その付加価値、本当にお金を払う価値がありますか?」っていうのを今一度、企業は見直す必要があるのではないでしょうか。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索